◆自分でお手入れする方法

先生

手軽で、経済的なのが自己処理です。

市販の脱毛ワックスやクリームを購入したり、特に何も揃えなくてもカミソリや毛抜きがあればお手入れができますが、実はリスクが多いので、もしやるなら正しい方法でやりましょう。

カミソリで剃る

自己処理

カミソリを使ったお手入れは、手軽で簡単なことから、自己処理に非常に多く取り入れられています。 カミソリの正しい自己処理方法

①ジェルやシェービングフォームを使って毛を寝かし、肌を摩擦から守る。

②毛の流れに沿って剃る

 ※毛の流れに沿って剃ると、肌への負担が大きくなります。

③剃ったあとの肌は、角質が削り落されて乾燥した状態になっているので、保湿用のクリームやローションをたっぷりつけて肌を落ち着かせます。

先生

「埋没毛」とは、毛根の奥で出血するなどして、薄いかさぶたのような膜が張られてしまい、その中に新しい毛が生えてくうと、皮膚の中に毛が埋もれた状態になってしまうことをいいます。

但し、いくら正しい方法でお手入れしていたとしても、カミソリを肌にあてていることには変わりはないので、何らかの肌トラブルはつきものです。また継続すればするほど、そのトラブルは深刻化していく場合が多いです。

肌トラブル症例
  • 埋没毛ができて、ぽつぽつと黒い毛穴が目立つ。
  • 継続していることにより、色素沈着や黒ずみがあらわれた。
  • 毛穴から細菌が入りやすくなり、ニキビや吹き出物ができた。
  • 剃っても、2、3日でまた毛が生えてきて、チクチクするので余計に目立ってしまう。
  • 毛が生えるときに痒みが出た。

カミソリを使ったお手入れは、ムダ毛だけでなく皮膚表面も削っています。継続して使っていると色素沈着やシミなど取返しのつかない事態を招きやすいので、おすすめできません。

毛抜きで抜く

毛抜きや脱毛ワックスを使ったお手入れは、一度お手入れすれば、次に生えてくるまでにある程度の時間がかかるので、キレイな状態を長くキープすることができるというメリットがあります。

しかし、毛を抜く際には、毛穴周辺の皮膚や毛根を保護する組織の毛包まで傷をつけてしまうので、肌トラブルの多い危険な方法です。

肌トラブル症例
  • 埋没毛ができやすい。
  • 継続すると、毛穴の色素沈着や黒ずみがでてくる。
  • 毛根細胞を刺激するので、毛が太くなりやすい
  • 毛嚢炎になりやすい。

毛抜きを使ったお手入れは、肌や毛穴へのダメージが大きく、毛穴の黒ずみや色素沈着をおこしやすい危険な方法なので、もっともおすすめできません

除毛クリーム

自己処理

除毛クリームを使ったお手入れは、カミソリなどの刃をあてないぶん、肌を傷つけることなく安全に除毛できます。

カミソリに比べると、生えてきたときのチクチク感も軽減され、生えてくるスピードも遅いというメリットがあります。

注意したいのは、薬剤によるアレルギー性皮膚炎などのトラブルです。

赤みや痒みなどがある場合には、すぐに使用を中止し、早めに皮膚科を受診する必要があります。

電気シェーバー

自己処理

電気シェーバーでのお手入れは、皮膚に刃をあてていることには変わりありませんが、カミソリに比べると肌への負担が少なくてすみます。

自己処理まとめ

自己処理は、お手軽で経済的なのがメリットですが、お肌への負担や安全性が最大のデメリットになります。

自己処理は、肌を傷つけたり、炎症をおこしたりと肌トラブルがつきものなので、かえって皮膚科を受診することになることも少なくありません。

又、もちがよくない為、頻繁にお手入れをする必要があり、時間的にも忙しい現代のお子さまには負担でもあります。

まは、自分でこっそりお手入れをすることになると、精神的にも負担やコンプレックスをもちやすくなる点も気になるところです。