脱毛サロン・医療クリニックの選び方チェックリスト1~14
①子どもの年齢とサロン&クリニックの対象年齢をチェックして選ぶ
サロンやクリニックでは、脱毛方法や脱毛機によって目安となる対象年齢を設けているところが多いので、子どもが脱毛をする場合には、まず対象となる年齢を確認しましょう。
キッズに対応している場合は、大人とは違う脱毛方法や脱毛機が採用されているなどの工夫がされています。
子供の脱毛に対応しているサロンやクリニックは、大人向けのサロンと何がちがうの?
今、脱毛は低年齢化していて、3歳から脱毛できるサロンもあるけど、さすがに大人と同じやり方で脱毛するのは危険。
キッズに対応しているサロンは、照射パワーを調整するなど、安全に施術できる工夫がされています。
① 脱毛機器の照射パワーが低めに設定されている
キッズ・ジュニア脱毛では、照射パワーを弱く設定して施術します。
子供の肌はまだ未発達で、角質層も薄く照射の際に、ダメージを受けやすいため、慎重に施術されます。
② 脱毛時の痛みやダメージがない脱毛機器を使用している
痛みや肌ダメージに敏感な子供にぴったりの脱毛方法に「ハイパースキン脱毛」があります。
ハイパースキン脱毛は、毛が生える前の発毛因子に体感わずか38度の低温の特殊な光を照射して発毛を抑制します。低温なので、やけどの心配がなく安心な脱毛方法です。
③ スタッフが子供のケアに慣れているので安心
サロンスタッフが子供の対応に慣れていて、子供が緊張しないように、より優しく対応してくれたり、痛みや熱さなどの声掛けも大人以上に慎重に行ってくれるので安心です。
④ キッズ割や学割があることが多い
キッズ脱毛を行っているサロンでは、キッズ脱毛専用のメニューやキッズ割、親子割などがあることが多いので、大人よりお得に施術できることもあります。
②【エステ脱毛】と【医療脱毛】の違いを理解して選ぶ
代表的な脱毛方法は、エステサロンで行うエステ脱毛、医療機関でしかできない医療レーザー脱毛の2種類があります。
2種類の脱毛方法の特徴を知って、子供にあった脱毛方法を選びましょう。
▶エステ脱毛とは
エステ脱毛は「光脱毛」(フラッシュ脱毛)です。
光脱毛は、光のパワーが弱めで、発毛の元になる組織にダメージを与え、永久脱毛に近い減毛をすることができます。
施術を行うのは、エステティシャンです。
照射パワーが弱いため、肌への負担や痛みが少ないことから、小さなお子さまにも、向いている脱毛方法といえます。
中学生以下でも施術できるサロンが沢山あります。
パワーが弱いので、脱毛回数は12~18回・期間は2~3年は必要です。
▶医療脱毛とは
医療脱毛は、「医療レーザー脱毛」です。
医療レーザー脱毛は、照射パワーが強く発毛の元になる組織にダメージを与え破壊させ、永久脱毛することができます。
組織にダメージを与えることは、医療行為にあたるので、いわゆる「永久脱毛」は医療機関でしかすることができません。
施術を行うのは、有資格者(医師や看護師)なので、万が一のトラブルの際にも安心ではあります。
照射パワーが強いので、肌への負担や痛みも強くなりがちな為、中学生以上を対象としているところが多いです。
痛みを強く感じる場合には、麻酔クリームなどを使う方法もあり、医療機関ならではの対応をしてくれます。
パワーが強いので、脱毛回数は5~8回・期間は1~2年で完了することができます。
脱毛完了後は、自己処理がいっさいなくなり、肌トラブルや煩わしい手間をする必要もなく、滑らかで健康的な肌をキープすることができます。
▶エステ脱毛と医療脱毛のメリット・デメリット
脱毛方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
光脱毛 (エステ) | 痛くない 1回あたりの単価が安い | 時間がかかる(12~18回) 永久脱毛ではない |
医療用レーザー脱毛 (クリニック) | 短期間で脱毛完了できる(5~8回) 永久脱毛できる | 光より痛い 1回あたりの単価は高い |
※しかし、どんな脱毛でも、体質や肌の状態、毛の特性などによっては、施術中や施術後にやけどや炎症、毛膿炎、アレルギーなどの症状を起こす可能性があります。
③無理なく通えるエリアを選ぶ
キッズ脱毛はもちろんのこと、ジュニア脱毛でも高校生までは毎回保護者同伴のサロンが多いです。
永久脱毛やそれに近い結果をだすには、5回~18回くらい通う必要があります。
親子で通う2人分の交通費や交通手段も確認しておきましょう。
多いと17~18回も通う可能性があるので、親子で無理なく通える距離にあるサロンを選びましょう。
④店舗が複数あるところを選ぶ
急な引っ越しや店舗の移転などがあった場合、複数店舗があると「店舗移動」ができるので安心です。
やはり1店舗よりは、複数店舗あるサロンのほうが安心感があります。
もし、予約がとりずらいなどで、店舗を変更したいという場合も複数店舗あると安心ですね。
実際私の場合も、通っていた店舗の空き状況が、脱毛のサイクルと合わなくて、家から同じくらいの距離にある店舗に「店舗移動」をさせてもらいました。1回目の他店移動は無料でしたが、2回目以降は有料になるなどサロンによってルールは違うので、要チェックですね。
⑤年齢や発育状態にあった脱毛部位がお得に脱毛できるかをチェックして選ぶ
年齢や発育状態によって適した脱毛部位があります。
例えば10歳以下のキッズが全身脱毛をしてもあまり意味がありません。
例えば、腕や脚には毛が生えて目立っていたとしても、デリケートゾーンやワキなどはまだ発毛していません。
発毛する時期は、パーツによって異なります。
体毛も小学校高学年(10歳以降)くらいから、個人差がでてくるころで、まだ完全に生えそろってはいないのです。
ですから、キッズが全身脱毛するのはあまり意味がなく、まず気になる部位だけを部分的に脱毛するのがおすすめです。
全身脱毛をするなら、中学生以降がおすすめということになります。
⑥相場価格や施術回数を確認してから選ぶ
サロンやクリニックの脱毛のいちばんのデメリットとしては、価格が高いことです。
最近の脱毛は、かなり安くはなっているのですが、それでも数十万円が必要になります。
まず、脱毛サロン・クリニック全般のおおよその相場価格を知っておくことが大事です。
又、医療脱毛かエステ脱毛、全身脱毛か脚だけ、腕だけなどの部分脱毛かによっても価格が変わってきます。
予め、脱毛にかける予算を算出し、子供が施術した部位とを照らし合わせ計画を立てておきましょう。
キッズ脱毛は、完璧を目指すのではなく、毛が濃いを普通にする、そして全身でなく目立つ部位を目立たなくするだけでいいと思います。
濃い毛ほど脱毛の効果は早いので、コンプレックスに感じている子供ほど効果を実感できるはずです。
※分割払いをする場合
脱毛は高額の支払いになるので、分割される方も多いようです。
その際は、保護者名義の分割契約となるので、保護者に安定した収入がある必要があります。
▶【エステサロン】の脱毛価格帯と相場
部位 | 回数 | 価格帯 | 相場 |
全身 (顔・VIO含む) | 6回 | 約9~17万円 | 約13万円 |
脇 | 6回 | 約1万~2万円 | 約1万5千円 |
脚 | 6回 | 約6~12万円 | 約9万円 |
腕 | 6回 | 約6~10万円 | 約8万円 |
顔 | 6回 | 約5~20万円 | 約7万円 |
背中 | 6回 | 約5~15万円 | 約10万円 |
▶【クリニック】の脱毛価格帯と相場
部位 | 回数 | 価格帯 | 相場 |
全身 (顔・VIO含む) | 5回 | 約26~40万円 | 約35万円 |
脇 | 5回 | 約1万~2万円 | 約1万6千円 |
脚 | 5回 | 約9~20万円 | 約15万円 |
腕 | 5回 | 約7~13万円 | 約10万円 |
顔 | 5回 | 約9~10万円 | 約10万円 |
背中 | 5回 | 約6万円 | 約6万円 |
エステサロンとクリニックの相場を比較するとエステサロンが安いようにみえますが、エステサロン脱毛完了までの回数が必要です。
トータルで考えると、かえって高額になる可能性があります。
⑦事前シェービングのサービスの有無をチェックして選ぶ
脱毛をする際には、事前にセルフでシェービングをする必要があります。
それでも剃り残しや背中などどうしても自分では手が届かないような部分に関しては、サービスでシェービングをしてくれるところが多いです。
なかには、背中などは有料になるところもあるので、事前に確認をしておきましょう。
また、背中などのシェービングは、予約時間内にするのかも確認しておきましょう。
予約時間内にシェービングすると、それだけ脱毛にかける時間が少なくなるので、その際の対応もチェックしておきましょう。
⑧キャンセル料をチェックして選ぶ
急な予定変更や体調不良でキャンセルをする場合はどうしても出てきます。
キャンセル料は、当日、前日、2日前など、キャンセルの連絡をいれる日によって変わってくることが多いです。
また、キャンセル料が料金で発生する場合や、料金は発生しないが1回分消化になる場合などもあります。
⑨予約のとりやすさと消化期限をチェックして選ぶ
混雑する曜日や時間帯などを確認しておきましょう。
通える日時の予約のとりやすさを確認し、もし予約が取れない場合の対策も確認しましょう。
特にコースの消化期限が決められている場合は、予約がとりずらいと期限を過ぎてしまう可能性も出てきます。
その際の対応も事前に確認しておきましょう。
私の場合は、予約がとりずらく消化期限も迫っていた為、サロンスタッフさんに相談すると、店舗移動を無料でしてもらい、さらに、緊急事態宣言などの影響で、消化期限は無効になり無期限にしてもらえました。
⑩親子脱毛を検討してから選ぶ
最近は子ども脱毛のついでに母親も一緒に脱毛する場合が多いようです。
親子脱毛を検討する場合には、親子で同じ日時に予約ができるかチェックしましょう。
子供の脱毛は保護者同伴です。
⑪キャンペーンや割引から選ぶ
キッズ脱毛は大人の脱毛より安く設定されている場合が殆どです。
キッズ割引や学割、親子割などお得な割引・キャンペーンを見逃さずにチェックしましょう。
⑫施術者の資格や経験から選ぶ
クリニックの場合、施術者は国家資格をもった看護師なのである程度信用性はもてます。
しかしエステサロンの場合は、国家資格は必要としないので、サロンによって施術者のレベルに差がある場合があります。
中にはアルバイトであまり経験がない場合もあります。
サロンによっては、研修や資格を設けて教育をしっかりしているところもあるので、施術者の資格や経験も確認しましょう。
⑬支払い方法から選ぶ
支払い方法は、月額制や一括、現金やクレジットOKなどサロンによって違います。
中には、現金一括と指定しているところもあるので、無理のない支払方法をチェックしておきましょう。
⑭途中解約ができるところを選ぶ
コースで契約をしたあとに、例えば急な引っ越しややむを得ず通うことが難しくなる場合もあるかもしれません。
途中解約ができるか、解約料かかるか、コースの場合の返金はどのような計算方法かなどもチェックしておきましょう。
サロンによっては、解約料がかからないところもあります。
- 子供だけが施術を受けるのは心配ですが、親も体験していることで安心感がある。
- 子供と脱毛の体験を共有でき、会話も増える。
- 思春期の子供と、キレイになるという同じ目標をもつことで、仲間意識が深まる。
- 子供が母親と一緒なので安心できる。
- どうせ、毎回同伴するなら一緒に脱毛してしまおうと考える方が多いようですね。)
- もし、親子脱毛をする場合は、親子割引も要チェックです。
キッズ・ジュニア脱毛を受ける前に知っておきたい注意点
※脱毛完了してもまた生えてくる可能性がある
低年齢であればあるほど、脱毛完了してもまた生えてくるリスクがあります。
子供はまだ毛が生え揃っていないので、そこに照射しても、そのあと成長段階で新たに毛が生えてきます。
例えば脇などは特に遅い段階で生え揃うパーツで、20歳くらいで毛周期が安定します。
脱毛は毛周期に合わせて施術するのが効果的ですが、子供の毛周期は不安定なので、十分な効果が期待できない場合があるのです。
因みに女性は安定した生理がくる頃に毛周期も定まってくるといわれています。
ただし、今生えている毛に対してはアプローチできるので、脱毛した部分は確実に薄くなっています。
ですから、やらないよりはやった方が薄くはなりますし、やった分の効果はでます。
ただ、そのあと生えてくるか、生えてこないかは個人差があるのです。
※脱毛前後は日焼けできない
一般的に、脱毛前に日焼けしてしまうと、脱毛はできなくなります。
日焼けをしてしまったら、約2週間以上は期間をあけないと施術することができないといわれています。
光やレーザーの熱エネルギーは、黒いメラニン色素に対してアタックするので、お肌が日焼け状態にあると、その皮膚にも反応してしまいます。すると照射範囲が広くなってしまうので、脱毛効果も薄れてしまいます。
日焼けは大人・子供関係なく禁止ですが、子供は大人より日焼けをしてしまう環境が多いです。
特に学校の体育や部活、体育祭などどうしても日焼けを避けることはできない場合があります。
ですから、子供の脱毛は、日焼けをしやすい夏ではなく秋から冬にかけて行い、翌年の夏に向けて目立たなくしていくというサイクルがおすすめです。
施術後も日焼けは禁止です。
脱毛後のお肌は、乾燥していてとてもデリケートな状態になっています。
そこに日焼けをすると、肌トラブルが生じる可能性があります。
施術後も日焼けは禁止です。
※脱毛後は、保湿のホームケアが必要
脱毛後の保湿は大人・子供ともに必要ですが、特に子供の皮膚は、脱毛により奪われる水分量が多く、皮膚の水分保持量の調整も未熟なため、とても乾燥しやすくなっています。
ですから、保湿は大人以上に念入りに行う必要があります。
ローションや保湿剤を充分に使って、しっかり保湿しましょう。
ホームケアについても、事前にローションなどを準備して、お子さまにも説明しておくと安心です。
もし、まだ小さく自分でできない場合は保護者がしっかりサポートできるか検討しましょう。
※脱毛前のシェービングが必要
脱毛をする日の、2~3日前に脱毛部位のシェービングが必要です。
▶シェービングをする理由
脱毛の効果を最大限に発揮させるために、事前のシェービングは必要です。
脱毛時の光やレーザーの熱エネルギーは、黒いメラニン色素に反応するので、もし毛が伸びているとその部分にも反応してしまいます。
すると照射範囲が拡散され、本来照射したい部分に充分な熱が届かず照射のパワーが落ちてしまいます。
また、毛が伸びていると照射のパワーもあげることもでません。
もし、毛がある状態で、パワーを強くすると火傷などのリスクが高まります。
ほとんどのサロン・クリニックでは事前シェービングが必要ですが、なかには事前シェービングを含めて時間内に行ってくれるところもあります。
シェービングはどんな方法でも肌の表面を傷つけることにかわりはないのですが、カミソリよりは電気シェーバーの方が肌には安心です。
※キッズ脱毛は毎回保護者が同伴する必要がある
キッズ脱毛は、毎回保護者同伴がルールです。
高校生くらいまでは、保護者同伴のサロンが多いので、保護者の日程も確認が必要です。
さらには、親子脱毛など検討してみるのもいいでしょう。